学生時代に、将来は人々の生活の三大要素といわれる「衣食住」を支える仕事に就きたいと考え、その中でも、特に身近な「食」にかかわる企業を中心に就職活動に取り組みました。ラクト・ジャパンに入社したのは、食生活に不可欠な乳製品・原料の輸入・販売に特化した専門商社という独自性に、大きな強みと将来性を感じたからです。また、少数精鋭のコンパクトな会社ならではのアットホームな雰囲気と、若手社員に責任のある仕事を任せる、人材育成を重視した企業姿勢にも惹かれました。現在、私は乳原料第一本部第1チームで、乳製品・原料の輸入・販売業務を担当しています。乳原料第一本部では、①海外サプライヤーの選定、②製品・原料の価格交渉、③輸入通関業務、④国内メーカーへの供給、に至るまで、すべてのプロセスを営業担当者と営業事務担当者が協力して行います。乳製品ビジネスのプロフェッショナルとして、人々の食生活に欠かせない乳製品・原料の輸入から販売まで、ワンストップでコントロールできる仕事に大きなやりがいを感じています。
当社が扱う乳製品・原料は、生乳、バター、脱脂粉乳、チーズ製造時の副産物であるホエイと呼ばれる乳清、プロテイン原料など、多種多様です。また、近年、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)を始めとする自由貿易協定により、これまで輸入できなかった乳製品・原料の輸入が可能になり、消費者のニーズを満たす製品・原料を、さまざまな選択肢の中から提案できるようになりました。それに加えて国内では、後継者の不足などで酪農家が減少し、生乳生産量も段階的に低下していくことが予測されています。そのため海外からの乳製品・原料の輸入は、今後ますます増加することでしょう。
一方、輸入食品には厳格な品質・安全管理が要求されます。国内メーカーの高い基準を満たすためには、我々が定期的に現地へ赴き、サプライヤーの品質・安全管理体制を確認しなければなりません。私もコロナ禍以前は、必要に応じてシンガポールや韓国の工場へ出張し、自分の目で生産現場の品質・安全管理体制をチェックしていました。乳製品・原料ビジネスの最前線で、その可能性を最大に引き出していく、それが私の目標です。
働く環境の良さもラクト・ジャパンの魅力です。当社の組織は大きく分けて、乳製品・原料、チーズ、食肉加工品、事業開発、コーポレートスタッフで構成されています。各部門ともにアットホームな協力体制があり、社員間の風通しもよく、気持良く働くことが出来ます。それを表しているのが社員同士の仲の良さ。コロナ禍以前は、多くの社員が終業後や休日に仲間を集めてテニスやゴルフ、バスケ、フットサルなどを楽しんでいました。平日仕事終わりの活動に関しては、体育館などの利用料金を会社が負担してくれる場合もあります。また、当社では年に一回、土曜日・日曜日を付けて4連休を取得できる「ブロンズウイーク」の利用が義務付けられており、家族とまとまった時間を過ごせる様に上手く活用しています。
商社マンには、サプライヤーとお客様の間に立ち、それぞれの立場や要求を理解しながら、ビジネスをまとめあげる調整力が求められます。壁にぶつかることもありますが、それを乗り越えたときに得られる達成感の大きさは、世界を舞台にする商社の仕事だからこそ。みなさんも私たちと共に、食の未来を創造してみませんか。
ある1日のスケジュール
07:00 | 起床、朝食は和食中心 |
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08:50 | 出社、夜中にヨーロッパやアメリカから入ってきたメールをチェック |
10:00 | チームミーティングとデスクワークをこなし、午後の外出の準備を行う |
12:00 | チームのメンバーと会社周辺の店でランチ |
13:30 | 取引先で打ち合わせ、四半期に一度の買い付け時期に合わせて、検証した船積みの状況をもとに仕入れのタイミングを提案する。 |
16:30 | 帰社、打ち合わせで決まった事柄をメールや電話で手配、デスクワークを行う |
19:00 | 退社 |
19:30 | 帰宅、子供と風呂に入り、夕飯、夜は夫婦で子供たちの様子や週末の予定を話し合う |
23:30 | 就寝 |